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「頷き方」「相づちの打ち方」の他にも、

相手に信頼感・安心感を与えて話し続けてもらう簡単なコツがあります。

 

 

それは、相手の言ったこと、または言いたい事を

聞き手である私達から復唱する「オウム返し」手法です。

 

 

「自分の言いたい事を分かってくれる」「自分の感情・気持ちを知ってもらえている」頼りになる人の話の聴き方のコツ

 

 

相手の言ったこと、言いそうな一言をオウム返し手法で復唱することは、

客観的に見て不自然で、変な会話方法にも思えます。

 

 

しかし、他人の言いたい事を理解している事を伝えるコミュニケーション技術として、

または感情・気持ちを共感するために使う方法としては、

オウム返しを使った聴き方は、これ以上ないくらい簡単で効果的なテクニックなのです。

関連記事:「一番簡単。だが奥が深い。聞き方のコツ オウム返し

オウム返しの応用法 情報を少しだけ追加して返す」)

 

 

 

相手「昨日、こんな辛い出来事があって・・・」

自分「そうだったんだ。それは辛かったね。」

 

 

相手「今朝はバタバタしててホントにもう・・・(疲れた顔で)」

自分「それは大変だったんだね。疲れたでしょう?」

 

 

このように、相手が出した感情を表す言葉や、

相手の心理状態を読んで気持ちを察する言葉をかけてあげるだけでも十分に効果があります。

 

「自分の言いたい事を分かってもらえてる」

「自分の気持ちをよく理解してくれている」

 

ちょっとした共感を示すだけでも、話し相手はずっと気が楽になるはずです。

 

 

 

事実、私達は自分の言った言葉を他人の口から再度発せられる事で、

自分の言いたい事が誤解無くきちんと理解されている事を実感でき、

喜びや嬉しさという感情を得られることが分かっています。

つまり、自分の事を理解され、まるで自分の事のように共感してもらえることは

人間にとってこの上ない喜びとなるのです。

 

 

そのため、他人の心を癒すことが仕事であるプロの心理カウンセラーも

このオウム返し手法を絶対に使っています。

 

 

カウンセリングに来た相談者の「自分の事を知ってもらえない恐怖感」

簡単に「何でも理解してくれる安心感」に変える最大の武器になるのですから、

彼らにとって使わない理由はないのですね。

 

 

聴き方が上手だと「自分が何を言いたかったのかを教えてくれる人」にもなれる

 

 

また、オウム返し手法には上記の効果以外にも

大きな利点があります。

 

 

それは、話し相手自身が「自分が何を言いたかったのか」を

話しながら整理することができるという点です。

これができれば、あなたも人から頼りがいのある人と思われるようにもなります。

それでは、その理由について、具体的な会話例を見ながら解説していきたいと思います。

 

 

自分が何を言っているのかを知ってハッとさせられた会話例

 

 

相手「ちょっと聞いてくれない?この間、先生にすごい怒られてさ」

自分「ふんふん。怒られたんだ?

 

相手「そうなのよ。それが私だけを相手にすごい叱るから、本当に嫌になっちゃってさ」

自分「ああ、それは嫌だね。

 

相手「ええ。もうアイツには死んでもらいたい。

いっそのこと、私が悪口を言いふらしてあの先生を自殺に追い込んでやろうかしら。」

自分「え?じゃああの先生の悪口を広めて自殺されるつもりなんだ。」

 

相手「あ?いや、でもそれはやっぱりちょっとやり過ぎだよね。

でも、今度私の何がいけなかったのかちゃんと話し合うよ。」

 

 

 

話し相手の生徒は、最後の発言によってハッとさせられ、冷静さを取り戻しています。

自分がどんな恐ろしい事を言っているかを、

他人の口を通じてやっと理解することができたのです。

 

 

そして、最後には自分がこれから何をどうしたいのか

という事について「何がいけなかったのかをちゃんと話し合う。」という結論にたどり着いています。

 

 

このように、オウム返しをすることで

「相手が何を言っているのかを教えてあげる」ことの他にも、

「自分が何を言いたいのか、どうしたいのかを導いてあげる」

という効果も期待できます。

 

 

 

オウム返しによって冷静さを取り戻した上記の生徒は、己の過ちに気づき、

頭の中を整理することができました。

 

 

そして、同時に相談に乗ってくれた人の事を「自分の言いたかった事を教えてくれる人」と認識し、

大きな信頼を寄せる結果にもなりました。

自分の言いたい事を言えない、我慢するしかなくてストレスを溜めている人が多いこの世の中、

自分の言いたい事をしっかりと受け止めてくれる人の存在

非常に頼りがいがあり、ありがたくも感じるものなのですね。

 

 

学校でも友達作れず、会社員時代も上司や部下と上手くいかなかった管理人が誰とでも仲良く話せるようになり、人生が思い通りに行くようになった秘訣とは?

 

以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。

その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。

 

しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。

その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、

「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。

   

実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。

そして、「会話術を学ぶことで誰でも自分の人生を好転させることができる」という真実を、産まれて初めて思い知ることになったのです。

 

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