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「私、今日の授業で数学があるんだけど、

嫌いだから受ける気ないし、学校サボろうかなあと思ってたんだよね。」

 

「えぇ!?じゃあもう帰っちゃうの?学校そんなに嫌なの?」

 

「いや、そういうわけじゃないけど・・・まあいいわ、ありがとう。」

 

 

相手の話にオウム返しを入れなかった場合

 

 

一見、この会話は問題ないようにも感じます。

 

「別に、学校をサボりたいなら買えればいいし、

高校からは義務教育じゃないから、自分の意志で決めればいいじゃん。」

 

確かに、その通りで間違いはないのですが、

こんな風に言ってしまっては、あなたに話しかけた相手は

残念に思い、やりきれない気持ちが残ってしまうはずです。

 

 

相手の話を聞くときに、オウム返しを入れた場合

 

 

では、このように返事を言いかえればどうでしょうか?

 

 

「私、今日の授業で数学があるんだけど、

嫌いだから受ける気ないし、学校サボろうかなあと思ってたんだよね。」

 

「ええ?今日は学校サボろうと思ってたの?」

「うん。実は今日体調あんまりよくないし、来る気なかったんだけど、

やっぱりサボったらダメかなあと思って・・・」

 

 

 

 

「私、今日の授業で数学があるんだけど、

嫌いだから受ける気ないし、学校サボろうかなあと思ってたんだよね。」

 

数学が嫌いだったんだね。」

「そうなのよ。あの数字を見ただけでウンザリするし、頭が痛くなりそう。

もうほんっとーーに嫌いなんだよね。

でも、逃げてばっかりじゃだめだなと思って・・・」

 

 

 

いかがでしたか?

相手の言ったことを繰り返す「オウム返し手法」を使用した、

いたって簡単な返答ですが、

なんとなくでも、相手がより話す気になっているように感じませんか?

 

 

 

 

会話が苦手な人不必要な会話に興味がないという人は、

相手の言ったことをそのまま鵜呑みにして、

ストレートに解決策や改善策だけを伝えようとしてしまいます。

 

 

「自分に相談しているのかな?じゃあ、自分の知恵をできるだけ教てあげよう!」

「なんだか大変そうだな。できるだけ親切にしなければ。」

こういった気遣いは、はっきり言って全然親切ではないのです。

相手の気持ちを知ったつもりでいるから、間違った行動に出てしまうのです。

 

 

相手の話を聞くときに大切なのは、相手に聞く態度を示すこと

 

 

「私、今日の授業で数学があるんだけど、

嫌いだから受ける気ないし、学校サボろうかなあと思ってたんだよね。」

 

相手がこのように話しかけてきたからと言っても、

相手は本当に悩んでいるわけではありませんし、

かといってアドバイスが聞きたいわけでもありません。

 

 

相手がこのように、一見面倒な話をする理由は、

自分の気持ちや体験を相手に発散して、分かってもらいたいからです。

 

 

 

「自分は嫌で、嫌で仕方がなくて学校を休みたかった!

身体も今日はすごくつらいの!

でも、それじゃダメだと思って頑張って登校してきたの!!」

 

実は、相手はこのような気持ちを分かってもらいたくて、

親身になってきいてくれる人を探していただけだったのです。

 

 

 

そして、「相手の話を聞いていますよ」というサインを出し、

親身になって聞いていることを伝えるために効果抜群なのが、

先ほど話しました「オウム返し手法」です。

 

 

自分の言ったことを繰り返し言い返されることで、相手は

「あ、この人は誤解せずにきちんと私の話を聞いてくれているんだ。」

と安心します。

 

 

安心して話せることを確認できた相手は、

次に感情を表に出して、思っていることを全て話すようになります。

 

 

そして、相手が思う存分話し終わった後は、

「いつもありがとう。(私の話を聞いてくれて。私のことを理解してくれて。)」

と、相手はあなたに感謝しているはずです。

 

 

 

 

急に話しかけられたからと言って、

相手の気持ちを勘違いしたあげく、

自分の思いこみで相手を理解したつもりになってはいけません。

 

 

自分の考えはひとまず置いておき、

まずは相手の話を聞くことだけに専念し、

相手の話を聞く態度を相手に示しましょう。

 

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