先日、当サイトへ「話し方の癖がある」という悩み相談されてきた方がいました。
内容はというと、
「真面目な話、深刻な内容の会話中に笑みを浮かべながら話したり、体をゆすっていたりする「話し方の癖」がある」
「少しでも改善していきたいが、そのためのトレーニング法やおススメの本はないか?」
というものです。
自分の話し方に独特なクセがあっても、周りがイイ人や理解のある人達で溢れていれば問題ないかもしれませんが、世の中そううまくはいかないものです。
そうでなくとも、これから将来出会うであろう多くの人達に対して、喋り方が変なだけで
「あの人の話し方って気味が悪い。」「何か嫌な奴だなあ。」
と毛嫌いされたら、人生で大変な損を被ることになるのではないでしょうか?
私も、実際に同じような辛い体験をしたことがあります。
話し方について悩んだ事のない人には、まるでちんぷんかんぷんの世界だと思います。
しかし、コミュニケーションスキルを高められず、無意識の内に変な喋り方が身についてしまうと、本当につらいですし、苦しい日々を送るハメになるのです。
そこで、今回は、話し方の癖が引き起こすいろいろな損害と、頑固なクセを修正する効果的な方法についてまとめました。
(当サイトでは、会話初心者に対して会話本は原則おすすめしていないので、おすすめ書籍については書いていません。詳しい理由はこちら。
参考記事:市販の会話本は上級者向け 断片的なテクニックで会話力向上におすすめできない)
もくじ
話し方の癖一つで「気持ち悪い」と言われたり、相手を不快な気持ちにする事もある
なぜ、このような話し方の癖がついてしまっているのかというと、それは生まれつきの性格と、育った環境の2つが大きな影響だと考えられます。
しかし、そんな自分のバックグラウンドなど、他人は何も知りません。
話し方のクセに縁のない、普通にしゃべれる人からは
「妙にヘラヘラしていて・・・関わらない方が良い人かも。」「気持ち悪いヤツだ」
と簡単に軽蔑されかねないのですが、当の本人にとってはとても深刻な悩みだと思われます。
酷い話ですが、客観的に見ると至極当然の話です。
ある人に自分が話しかけたとして、相手が下を向きながらニヤニヤしだしたり、体をゆすりながらゴモゴモと喋られたりすれば、
「なんなんだこの人は!」「この薄ら笑いの表情が不気味だな・・・」
と思われても、仕方ありませんよね。(こちら側からすると、本当に悲しい現実なのですが・・・。)
これから先、出会うはずの人達にも、話し方の癖を気にかけられ、指摘されるだけでなく、その癖が原因で嫌われたりする可能性があると考えると、何としてでも話し方の癖を直していく方が良いのではないかと私は思います。
話し方の癖を直す方法「にやにやしている・挙動不審」を克服
実際、私も似たような話し方のクセをもっていましたが、修正するのにはある程度の訓練をする必要がありました。
というのも、話し方の癖というのは、長年の習慣によって体に染みついた「形」で、気付いたら無意識の内に癖のある行動をとってしまいます。
ですので、客観的に自分を見つめながら、普通だと感じられる喋り方を訓練していく必要があります。
そこで役に立つのが、鏡を使った話し方のトレーニングです。
鏡を見ながらしゃべろうとすれば、自分がしゃべっているときの癖が目に見えてわかります。
そこで、妙に顔がニヤニヤしていたり、体がゆさゆさ揺れていたり、下を見ながら聞き取りにくい声で話していたりすれば、自分の話し方の癖がどうして指摘されるのかがよく分かるでしょう。
話し方のクセが分かれば、もうこちらのモノです。
あとは、鏡に写った自分を見ながら、クセが出ないように意識して喋ってみたり、自分が普通だと思えるような話し方に見えるように意識しながら話す練習をしてみましょう。
ちなみに、使用する鏡の大きさですが、できれば自分の体が下から上まですっぽり入るくらいの大きさの鏡がオススメです。
喋っている時の姿勢が全て自分の目で観察できます。
話し方の癖を直す方法を実践した後
鏡を使った会話の練習を始めると、
「俺ってこんなに気持ち悪い奴だったのか・・・。」
「私って本当にウジウジしてるように見えるなあ・・・。」
と、自分の姿が露わになったことでガッカリするかもしれません。
それは、あなたにとって、思わず目を覆いたくなる醜い現実かもしれません。
しかし、それは「自分の悪い所がついに明らかになった」とプラスに捉えるべきです。
自分のクセを意識しながら、自分の姿が写った鏡に語り掛けていれば、見違えるようにステキな自分に変わっていく事ができるはずです。
諸悪の根源さえつかむことができれば、後は今の自分を改善すべく、ひたすら上にのぼっていくだけなのです。
それは、何が悪いのか分からず悶々としていた日々よりも、ずっと前向きで積極的な毎日になるはずです。
また、これは練習を始めたころは気にする必要性はないかもしれませんが、あまりに標準的は話し方だけに固執しすぎることもありません。
なぜなら、標準的な話し方を意識しすぎると、今度は会話に個性が無くなり、自分の持っている面白みが無くなってしまう可能性が出てくるからです。
あくまでも、他人から見て「異常だ」と思えるレベルを超えられれば、話し方の癖を気にする必要は出てこなくなってきます。
ある程度自然だと思える話し方になれば良いだけなので、「普通」レベルに達したと思えれば、今度は自分も会話に混ざっている人みんなも楽しめる話し方を勉強していった方がよいでしょう。
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以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。
その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、
「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。
実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。
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