「話し方を忘れた。」
「どうやってしゃべったらいいのか思い出せない。」
このような話を聞いたあなたは、どのように感じますか?
「え!?いやいや、普通に話せばいいんだよ。」
「あ、分かるわかる。私もそうなったことがあるから。」
「しゃべり方がわからないって・・・。お前は俺をからかっているのか!?」
反応は激しく共感する人もいれば、特に相手にしない人、そしてからかわれているのかと勘違いする人まで様々です。
特に、
「話し方を忘れた・・・。」
という話に対して共感する人は少数派になるかもしれません。
しかし、私は非常に共感できます。
なぜならば、私も過去におしゃべりをする機会を全く無くした後、人とどうやって話をしたらよいかが全く分からなくなってしまった経験があるからです。
そこで今回は、世にも不思議な「しゃべり方を忘れる」原因と、自分のおしゃべりの勘を取り戻す方法についてお話したいと思います。
もくじ
話し方を忘れた!?どうやってしゃべったらいいのか思い出せない人の原因
まず、話し方を忘れるなんて、ごく一般の人からしたら想像すらできない奇妙な出来事に映ります。
それもそのはず。普通に人間社会の中で生きる人は、おはなしする方法を忘れるなんて事態が発生することがないからです。
それでは、どうして話し方を忘れる人が出てくるのか?
その原因は、おしゃべりする機会を全く無くしていることが理由のひとつです。
もちろん、病気や人の個体差などでそれ以外の原因がある人もいます。
しかしながら、痴呆症・アルツハイマーが考えられるお年寄りはもとより、まだまだ働き盛りの世代や若者がしゃべり方を忘れるケースは、「しゃべる機会を失うこと」自体に問題があります。
もともと見知らぬ人と話すことが苦手だった私は、学生時代、私は持病が原因で人と関わることを極力せず、半ば引きこもりのような状態が続いていた時期がありました。
そして、その後他人と会う機会があったときに大きな違和感を感じました。
「あれ、こういうときって、何をしゃべればいいんだっけ?」
「えっと、何から話せばいいんだっけ?」
「自転車の乗り方も、水泳の泳ぎ方もなんとなく覚えてはいるが・・・。」忘れる原因は基礎が抜けてるから!?
これは、体になんとなく染みついていた話し方の習慣自体を忘れてしまった、つまり「自分のおしゃべりの勘」を思い出せない状況にあるとも言い変えることができます。
そもそも、人の話し方というのは、周囲の影響を受けながら、独自のルールと価値観でなんとなく作り上げていくものです。
これが自転車や水泳であれば、イチから叩き込まれて脳に「基礎はこれだ!」と染みつけることが可能です。
しかし、話し方の場合ですと、基礎など学んでいる人なんてこれっぽっちもいませんし、その前に何が正解で何が間違いなのか?不明なままなんとなくしゃべっている人が大多数なはずです。
自転車や水泳のように、自分の中に「揺るぎない確かな基礎力」があればいいのですが、基礎も何もない「自分なりの話し方」は、カンを鈍らせると途端に崩れ落ちる代物なのです。
余談ですが、あるテレビ番組で農家の人達を呼んでいたことがあったのですが、その中の一人のオジサンが興味深い事を話していました。
「作物を育てている時期は、作物と話したりしている。」
「農産物を育て終わった後、人とコミュニケーションを取るのが極端に難しくなる。」
「どうやって話していたか。話し方を忘れて無言になってしまう時がある。」
農家の人のように黙々と作物を作り続け、人と関わらない期間がある人は、やはりコミュニケーションのカンを忘れてしまうみたいです。
そう考えると、意外と喋り方のカンを忘れ、どうしたら良いのか分からなくなってしまっている人達は多いのかもしれませんね。
しゃべり方を忘れた人が、話し方の勘を取り戻す方法
自分の「話し方の勘」を鈍らせてしまった人が、自分のカンを取り戻す方法として一番手っ取り早いのが
「昔、自分はどんなことで他人と盛り上がったのか?」
「小さなことでいいので、過去、どんな出来事が印象に残っているのか?どんな出来事が楽しかったのか?」
を思い出すことです。
どんな出来事で他人と盛り上がったのかが思いだせれば、そのときどんな事を話していたのかを思い出しやすいです。
「ああ、そういえば、こんな出来事があったとき、こんな話をしていたなあ。」
どんな小さな出来事でも、思い出せば、それに関連して昔話していた内容を思い出すことができます。
人がどんなことでおしゃべりをしていたのかを同時に気づくことができるのです。
はじめはピンとこないかもしれませんが、会った人との出来事を思い出すことを続けたり、他人のお喋りを見聞きすることで刺激を受けて、しゃべり方のカンを徐々に取り戻すことが出きるようになります。
もう喋り方のカンを忘れたくない人は、会話の基礎知識について学び直すこと
ここまでは、普通の日本人がしゃべり方のカンを忘れた場合の原因と改善策についてお話しました。
しかしながら、
「何度も何度もこんな事態が起きていては嫌だ。」
「カンを忘れると、他人とどう関わってよいかもわからなくなるのですごく大変だ。」
と、しゃべり方を忘れた現状を嘆く人もいるのではないでしょうか?
すでにお話した内容ですが、しゃべり方を忘れる根本の原因は、あなたに「自転車や水泳で習う「確かな基礎力」」がないことが理由です。
そのため、会話にも自信を持って「これが基礎だ」と感じられるものを身につけていれば、話し方を忘れてオドオドすることもなくなります。
当ブログでは、そんな会話の基礎知識を学べる教材などについても紹介していますので、お悩みの方は一度ご覧になってはいかがでしょうか?
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以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。
その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、
「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。
実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。
そして、「会話術を学ぶことで誰でも自分の人生を好転させることができる」という真実を、産まれて初めて思い知ることになったのです。
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