自分の話し方に自信がない人が、どうやって話し上手になればいいのか?
そう考えた時、まず「話し方教室に通うこと」を思いつく人は多いです。
しかし、わざわざ話し方や聞き方を教わりに行くということに違和感を覚える日本人が多いのも、また事実です。
「話し方教室って、本当に効果あるの?」
「たかが会話ごときで、何万円も月謝がかかるのは詐欺じゃないのか?」
日本ではこういった教室に通うということ自体がマイナーで、実際に通う人数が少ないです。
そのため、調べてみても口コミも少なく、イマイチ内容が分かりません。
「話し方教室は数あれど、本当に効果があるのかないのか、どっちなんだ?」
疑問に思ってしまいますよね。
そこで、今回は、人気会話講座の内容自体や口コミ評判を見ながら、話し方教室は本当に効果があるのかどうか?
また、話し方講座はどういった人に適しているのか?
話し方教室が合わない人はどうすればいいのか?
少し深い所まで、お話したいと思います。
もくじ
話し方教室は効果あるのかどうか?
一番気になる所だと思いますので、結論から申し上げます。
話し方教室は、効果はあります。詐欺ではありません。
実際に、比較的大きな規模で、大きな企業向けに指導しているプロが講師をしている話し方教室もいくつかあります。
「話し方教室」とインターネットで検索すれば、大きな会話教室の講座内容や評判、体験談などもたくさん載せていますので、信頼性も高いです。
話し方教室に行った人と行かない人とでは、前者の方が話し方の上達は早いでしょう。
しかし、いくら効果があるといっても、話し方教室には独自の特徴があります。
そのポイントを掴んでいないと、あまり大きな成果は得られない結果となってしまいます。
話し方教室の特徴とは?
知らない間にたくさんの話し方教室が出てきていますが、話し方教室にはある共通点が3つあります。
その独自の特徴をとらえ、自分に合った教室を選ばないと、後で後悔する原因となるでしょう。
話し方教室の特徴とは、「カリキュラム設定」「講座の受講形式」「料金設定」。この3つです。
対象者を分けたカリキュラム設定
コールセンター向けの発声練習や、ビジネスマン向けのビジネス会話術、会話に苦手意識を持つ方向けのコミュニケーション教室などなど、話し方教室には対象者ごとに別々のカリキュラム設定を行っています。
つまり、自分が
「こういう自分になりたい!」
「こんなことを学びたい!」
という事を明確にした後、その目標を叶えられるカリキュラムを自ら選ぶ必要が出てきます。
「では、自分にあったカリキュラムを選べばOKなんだね。」
と、簡単に思いがちですが、実はここが話し方教室を選ぶ上での落とし穴となります。
たとえば、「初心者向け」「会話が苦手な人向け」と紹介されている話し方教室があるとします。
しかし、ここで気になる点があります。
「初心者向け」とは、人と目を合わすのもやっとなくらいの人も対象者に入るのか?
「会話が苦手な人向け」とは、挨拶ができる程度のレベルか、それともある程度普通に話せるレベルの人が対象なのか?
言葉で見ると、きっちりレベル別に区分けされているように見えますが、実際はかなり曖昧なのです。
事実、話し方教室に行った人の感想では、
「意識の高い人が多くて劣等感がすごかった。」
「コミュニケーションの知識に、あまりに個人差がありすぎて、勉強になる人と、あまり意味がない人に分かれる。」
という口コミ評判を話している体験談もありました。
つまり、ほとんどの話し方教室は「ちょっと苦手だと思っている」くらいのレベルで統一されていて、レベルの高い人、または低すぎるひとには合わないケースがあるのが現状です。
例を出すなら、公立の小学校を思い浮かべると、分かりやすいかもしれません。
学力の高い子は、学校の授業など意味が無く、塾に通って、さらに高等な教育を受けます。
しかし、逆に学力の低い子は、学校の授業すらまともについていけず、学力が全く上がらずに進学・卒業してしまいます。
話し方教室にも、この公立学校システムに似た状況を垣間見ることができます。
話し方教室は、大人数で講座を受けるのが大半
人と話すことが苦手なのに、自ら知らない人ばかりが集まっている場所に赴くのはツラいものがあります。
しかし、話し方教室は、なぜか大人数で講座を受けさせるところが大半です。
なぜ、会話に苦手意識がある人に、あえて苦手な環境を指定するのか?
理由は2つあります。
1つは、スピーチや話す練習に他人を使うという手法を取るため。
そして、もう一つは、単にお金が儲かるからです。
確かに、ビジネス会話術、社交術を学びたいというコミュ力の高い人達であれば、見ず知らずの人ばかりが集まる環境は、自分の成長には大きなメリットであり、チャンスです。
ですが、逆に「会話が苦手で、初対面なんか全然話せない!」ような人の場合、まずは個別指導でじっくりと話し方のノウハウを身につけるべきです。
・・・なのですが、現実は、どうしても大人数で一緒に受講する形式ばかりです。
実力のある講師にレッスンしてもらおうと思えば、おのずと人件費が増え、運営費は高くついてしまいます。
一度にたくさんの人を集めなければ、儲けになりませんしね。
一応、個別指導してくれるような教室もあるにはあります。
しかし、そうなると今度は後述する「受講料が高額」「時間が決まっている」といった問題とも向き合う必要が出てきます。
受講料が高額
話し方教室に通うか検討する際に、その受講料の高さに驚く人は少なくありません。
1回のレッスンで4000円だと良心的な価格設定だといえるほどで、通常は月に2、3万円かかります。
有名な講師を招いて3か月間にわたってレッスンしてくれる話し方教室もありますが、気になるお値段は6万円から8万円でした。
中には、数十万円という講座もザラにあります。
ただ、これは有名で実力あるコーチを呼ぶと、人件費も高くつくので、致し方ない部分もあります。
「受講料は高いけど、効果はあったと感じる」
「友人が行っていましたが、とてもよかったと言っていた。」
という口コミは、インターネットの掲示板によく掲載されています。
長い間経営している企業や、有名講師の講座であれば、
「金だけとられて詐欺だった」
というような内容に出会うことは少ないでしょう。
話し方教室を受講するのに向いているのは誰か?
話し方教室の特徴を踏まえた上で、一体どんな人が話し方教室に行くべきなのかを考えると、以下のような人物が向いているでしょう。
- 実際に会話の経験を積んで、レベルアップしていきたい人。
- 講座の内容が自分とマッチしているかどうか、自信を持って判断できる人。
- 大人数の場所が苦手ではない人。
話し方教室は、コミュニケーションの実践を通して経験を積むのには最適だといえるでしょう。
比較的同じ目標を持った人達が集まるので、積極的にレベルを上げることが可能です。
また、社会人の会話教室やビジネストーク術など、自分の学びたい技術がある場合には、効果的にスキル向上が期待できます。
話し方教室に行かない方がいい人
話し方教室をおすすめできないのは、以下のような人です。
- ・他人と顔を合わせるのも無理な人
- ・ほとんど人と話せず、明らかに自分の会話力が他人より劣っていると自覚している人
- ・大人数の場所が苦手な人
無理にでも行けば、多少の収穫はあるかもしれません。
しかし、話し方教室の「初心者向け講座」は、一般的な人間の「ちょっと話が苦手」くらいの感覚を想定していることがほとんどです。
一度は経験してみても良いかもしれませんが、モヤモヤしたまま帰ってきて、高額な受講料を払うことに後悔する内は、やめておいた方が無難でしょう。
話し方教室の避けられないデメリットは「無難でセオリー通り」
さいごにひとつ。
話し方教室は、多くの人を受け入れる特徴があるために、どうしても「無難でセオリー通り」の教え方しかできません。
一見、何の問題もないように感じますが、これこそが話し方教室の最大のデメリットと言えます。
たとえば「無難でセオリー通り」というと、何を思いつきますか?
「5W1H」とか、「聞き上手が話し上手」とか、「話題を出す時の合言葉・さしすせそ」とか、そういうものではないでしょうか?
これらの知識は、会話上手な人はもちろん知っていますが、会話が苦手でどうしようもない人も当たり前のように知っています。
「人前で話せない」と悩み苦しんでいる人は、こんな誰でも知っている知識を聞いただけでは、自分で解決できないからこそ困っているのです。
その本質を解決すること。
人と話す能力がゼロの人が、イチになる方法。
それらを教えられない、いや、そもそも知らないから救うことができないのです。
話し方教室に行っても効果がない人、ピンとこない人が一歩前に踏み出す秘訣
話し方教室できちんと会話のノウハウを学びたい人は、レベルの高い人だけではありません。
周りから「大人しい」「無口」と言われ、全く自分を出すことができていない人は、コミュニケーション力の高い人以上に、自分のニガテ分野である「話す力」をなんとかしたいと思っているはずです。
でも、話し方教室に行っても、効果が無い。
いまいちピンとこない。
そんな人は、どうすればいいのか?
答えは簡単です。
話し方教室でも教えられない、話す能力をゼロからイチに上げる方法というのを知れば変わります。
真面目な人ほど、「話し方は才能だ」「自分は一生こんな人間なんだ」と諦めてしまいがちですが、会話力は誰でも鍛えられます。
その本質についてまとめているページはこちらをクリックすれば見れますので、よろしければ一度ご覧ください。
(参考記事:話す能力は才能ではなく、鍛えられる!会話力にまつわる2つの真実とは?)
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以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。
その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、
「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。
実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。
そして、「会話術を学ぶことで誰でも自分の人生を好転させることができる」という真実を、産まれて初めて思い知ることになったのです。
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