「あの男、普段は全然しゃべらなくて一体何を考えているのか分からない!」
「あの女、急に話が飛躍したりして、結局何が言いたいのか分からない!」
男性と女性。
体のつくりが違うというのもそうですが、脳の働き方から得手不得手まで、男女には目に見えない以上の違いがあります。
そのため、恋愛を経て結婚したカップルでさえも、
「相手の気持ちが全然わからない。」
と悩み苦しむのは、ある意味当然ともいえるでしょう。
男女共同参画社会基本法から増えた女性社員と男性社員の人間関係のトラブル、そして昨今の離婚率の高さから、私たちは異性の持つ根本的な考え方や価値観を知る必要があるのではないでしょうか?
学校・会社・家庭内・・・あなたがどこにいるどんな異性との人間関係に困っているのか?
そこで今回は、
「異性の気持ちが分からない」
と悩む人達にとって大きな助けとなるであろう一冊のおすすめ本(書籍)を紹介し、なぜオススメなのか?その理由についても詳しくお話したいと思います。
(※当サイトでは、基本的に市販されている会話本はオススメしていません。
会話に苦手意識のある人は、まずは話し方の基礎力を身につけてから、ステップアップとして市販の本を買って勉強しましょう。
関連記事:
市販の書籍は上級者向け 断片的なテクニックばかりで根本的な会話力向上には使えない
もくじ
異性の気持ちがようやく理解できる!?男女の価値観の違いが分かるおすすめ本(書籍)
「異性の気持ちが全然わからない!」
「あの人の言動が全く私には理解できない!」
「そう嘆く人に1冊の本をおすすめするならば、どれが良いですか?」
と聞かれれば、私は上の画像の書籍「ベスト・パートナーになるために」をおススメいたします。
著者はアメリカの有名な心理学者ジョン・グレイさんで、「男と女の人間関係」についての講座を全米で開催するほか、テレビ・メディアにもたびたび出演される、男女の人間関係の専門家みたいな方です。
内容は、日常的な状況から、男女が普段どのような考えを元に行動しているのかが具体的にわかり易く説明されています。
そして、何か男女の間で問題が発生した時は、具体的にどのように行動すべきなのかをNG・OK例別に紹介されています。
「ベスト・パートナーになるために」目次
はじめに・・・愛にもこの”かしこさ”が必要です
―あなたの人生を間違いなく、いい方向に動かす究極の愛のルール
1章 男と女は違う星からやってきた・・・男は”受容”を、女は”共感”を求めている
2章 「男は単純で、女は複雑」は本当か・・・男は調停屋に、女は教育委員長になりたがる
3章 男は分析して満足する、女は話してすっきりする・・・言葉が愛を生む、憎しみを生む
4章 相手の気持ちを上手に”翻訳”してますか?・・・男と女がうまくいく”究極のルール”
5章 男の恋愛観、女の結婚観・・・この”小さな気遣い”が、彼を男らしい気分にする
6章 男に自信をつける”女のひと言、会話の仕方”・・・”男のやさしさ”を上手に引き出すテクニック
7章 ”二人の愛”をさらに深める心理法則・・・男と女の”愛情のパラドックス”
どれくらい男女の考え方の違いが分かりやすいのか?少し内容を紹介してみます
1章の題名を見てもわかる通り、ジョン・グレイ博士は男女を「金星人・火星人」に分類しています。
つまり、どういうことかというと、男女が別の星からきた異星人で、全く異なる性質を持っているという事を前提として話を進めているのです。
「おいおい、それは言い過ぎではないか?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、男女の考え方・価値観の違いについて詳しく述べられている本書を見ていくと、「なるほど」と思うこと請け合いです。
ここで少し書籍の内容を紹介してみます。
例えば、4章の「相手の気持ちを上手に”翻訳”してますか?」で紹介されているものに、女性が食事に行きたいと男性に強く主張しているように見える場面があります。
「どこか行きましょうよ、私たち、最近ちっとも外出してないじゃない」という女性の言葉を訳すと次のようになる。
「あなたと二人で外出して一緒に何かしたいわ。私たちは、いつも一緒にそういう楽しい時を過ごしてきたじゃない。そういう時の私は、本当に幸せなのよ。あなたと会えてよかったとしみじみ感じるの。あなたはどう?私を夕食にでも連れていってくれる気はないの?もう何日も外出していないじゃない。お願いよ。」
しかし男性はふつう、このような解釈をせずに、次のような意味の取り方をするものである。
「あなたは、私に対する義務を果たしていないわ。本当にがっかりよ。絶望的な人ね。もう私と一緒に何かしようという気持ちはないのね。きっと、夢を無くしてしまったのよ。私に飽きてしまったのよ。」
(ベスト・パートナーになるために より引用)
彼女と付き合っている男性だけではなく、周りの人の愚痴を聞いて、このように解釈したという男性も多いのではないでしょうか?
ちなみに、女性は普段男性から自分の言葉がどれほど誤訳されているのか驚いたのではないでしょうか?
パッと見、男性も女性も同じ人間なので注意していませんが、注意深く異性の言葉を解読してみると、実¥本当は男性も女性も、自分が思いもしないような想いを異性に伝え、伝えられているのです。
そして、その想いのズレは、日常で、ごく自然に、何度も発生しています。
次に、5章「男の恋愛観、女の結婚観」から、男性が気になる女性を採点するポイントについても紹介されていたので、その一部を紹介したいと思います。
時として女性は、相手の男性が本当に彼女の愛情必要としていることに気づかずに見逃してしまう。次に、その例をいくつか掲げていってみることにしよう
こんな時、あなたの愛情は試されている
彼が失敗した時、彼女はよけいな忠告もせず、「だから言ったじゃないの」と非難したりもしない。
―プラス二十点を与える
彼が道に迷ったが、彼女は楽観的に振る舞い、その状況をいいように解釈して次のような言い方で気づかってくれる。「もし、道に迷わなかったら、こんなに美しい夕焼けを見ることができなかったわ。」
―プラス三十点を与える
彼女は、彼との行き違いで生じた自分の否定的な感情をけっして彼自身に対する不平不満や拒絶という形で避難することなく、問題自体に的を絞って率直に彼に訴える。
―プラス四十点
彼に対して不満を抱いた時、彼女は、その感情をすぐに言葉や態度にしてぶつけず別の部屋へ行ってひとりで気持ちの整理をつける。そして、感情の高ぶりが鎮まり、気を取り直すことができた時に、より愛情深く素直な態度で接することができる。
―プラス二十点
彼が彼女に何かをしてくれるように頼んだ時、いちいちクドクドと理由を並べ立てて断るような真似はしない。明快にひと言「NO」と言う。
―プラス十点
(ベスト・パートナーになるために より引用)
これは男性の伝えたくても伝えにくい、女性に対して望む点について非常に具体的にまとめられています。
「この気持ちはすごくわかる。しかし、今まで文章にまとめられなかった。」
そんな男性も多いのではないですか?
女性側も「やってしまってたな・・・」と、ギクッとした人もいるのではないでしょうか?
「ベスト・パートナーになるために」が、なぜ異性の気持ちが分からない男女におすすめなのか?
日本人が書いたたくさんの日本の書籍にも、男女の考え方や価値観について書かれた書籍というのは存在します。
しかし、日本人が本を書くと、どうしても抽象的で分かりにくい解説が出てきたり、出版社との兼ね合いやページ数の制限も相まって、作者が本当に書きたい事全てを載せることができない、という場合が多いです。
しかし、上の例のように少し挙げてもわかりますが「ベスト・パートナーになるために」では、それら日本の書籍とは違い、異性の事なんてちんぷんかんぷんな人でも、はっきりと何が良くて何がいけなかったのかが分かります。
解説も、男性がどういう考えを持ち、どういう行動に出ているのか?女性が何を重視し、そのため何をしてほしいのか?などが詳しく書かれています。
なので、どんな人でも理解できるし、実践でも使えるのです。
「ベスト・パートナーになるために」を読む前と読んだ後とでは、異性に対する心構えやあなたの言動に明らかな変化が出るはずです。
特に、異性と深いつながりを持ったことがない人や、会話に苦手意識のある人にはもちろんオススメです。
ですが、それ以外にも、現在進行中で
「あの男にどう対応したらよいのか・・・」
「あの女、どう扱えばいいのやら・・・」
と、異性とのコミュニケーションに困っている人には、何かしらヒントとなるものが得られるでしょう。
ベスト・パートナーになるために 男は火星から、女は金星からやってきた 新装版
|
ベスト・パートナーになるために 男は火星から、女は金星からやってきた 新装版
「ベスト・パートナーになるために」は結構古い本なのですが、なんと新装版が出てました!
(※当サイトでは、基本的に市販されている会話本はオススメしていません。
会話に苦手意識のある人は、まずは話し方の基礎力を身につけてから、ステップアップとして市販の本を買って勉強しましょう。
関連記事:
市販の書籍は上級者向け 断片的なテクニックばかりで根本的な会話力向上には使えない
学校でも友達作れず、会社員時代も上司や部下と上手くいかなかった管理人が誰とでも仲良く話せるようになり、人生が思い通りに行くようになった秘訣とは?
以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。
その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、
「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。
実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。
そして、「会話術を学ぶことで誰でも自分の人生を好転させることができる」という真実を、産まれて初めて思い知ることになったのです。
[会話のコツの真実]世の中の全ての会話下手・コミュ障という人に伝えたい、たった2つの真実
「年齢=コミュ障歴」だった人が、わずか数十日でどんな人からも人に好かれるようになった会話力上達の方法についてはこちらをクリック
[必読]市販の会話本を何冊読んでも、会話力が身につかない本当の理由
人と目を合わせることすらできなかった、コミュ障エリート管理人の恥ずかしい過去と現在