あなたは話す内容が無くて困った時、このように考えて行動したことはありませんか?
「とにかく何か質問しないと!」
「この気まずい状況を何とかするためにも、相手から話を引き出さないと!」
そう考えたアナタは、特に深く考えずに話し相手に質問を繰り返してしまいます。
しかし、運よく話し相手が食いつくような問いかけができればよいですが、つまらない質問を繰り返した結果、その後はどうなるでしょうか?
結局、自分も話し相手も黙ってしまい、さらに気まずい雰囲気になってしまいます。
会話中に質問をすること自体は間違いではありません。
しかし、話す内容が無いからと言って、質問攻めにしてしまうと、相手の気持ちはさらに萎えてしまいます。
相手からすると、質問され続けることは、何か尋問されているような気分になってしまうのです。
もくじ
質問する前に、ある話題を出して共通点を増やす方法
こちらから質問ばかりしてしまうと、相手は嫌な気持ちになってしまうのも仕方ありません。
それでは一体どうすればいいかと言いますと、まずは自分の話をすることで、自分について知ってもらうのです。
自分の話をした後に質問した例その1
自分「私、○○県の○○市に住んでいるんですけれども、今の時期はすごく湿気が多くて大変なんですよ。○○さんはどちらから来られたんですか?」
話し相手「ああ、それは大変ですね。私は○○市の方で、夏は結構涼しい方なんですよ。冬は結構寒いのですがね。」
自分の話をした後に質問した例その2
自分「結婚して3年になるんですけれども、今は産まれたばかりの娘がかわいくてしょうがないんですよ。昔は子供なんて好きじゃなかったんですけどね・・・。○○さんは、お子さんは何人いらっしゃるんですか?」
話し相手「ははは。自分が親になるとまた変わりますよね。私は3人いますが、今は一番下の息子ばかり可愛がっちゃいますよ。」
質問すること自体は悪くない
いかがでしたか?
いきなり相手に質問をするよりも、より自然に、より相手も話しやすい雰囲気で会話が続いているように聞こえませんか?
なぜ、自分の話を少し入れるだけで話しやすい雰囲気ができるのかと言いますと、それには理由があって、はじめに自分の情報を公開することで、相手も自分の事を話しやすくなっています。
心理学では「返報性の法則」と言いますが、この会話例では、返報性の法則を活用しているのです。
質問をすることは、話し相手に対して「あなたに興味を持っていますよ」と伝えるサインにもなるので、決して悪いことではありません。
むしろ、上手く会話に織り交ぜることで、良い効果をたくさん生み出すことができます。
しかし、どんな人物なのか見当もつかない初対面の人間に、いきなり自分のプライベートの事を根掘り葉掘り聞かれれば、かえって警戒されてしまう原因ともなるのです。
そこで、「返報性の法則」を利用し、まずは自分の事を知ってもらう事で、警戒心を先に解いてもらいます。
相手の事を知り、警戒心が下がれば、話し相手もプライベートなことを話すハードルは大分低くなるのです。
プライベートな情報を引き出し、共通点を見つければコミュニケーションも円滑になる
返報性の法則を使って質問をすれば、プライベートな内容も知ることができます。
そして、プライベートな内容に共通点があれば、話はグッと盛り上がりますし、より短期間で親密な関係を築くことが可能になるのです。
共通点を探す際に使いやすい話題は、さきほども例に出した「出身地」や「住居」「家族」の話でしょう。
趣味などの話は人によってかなり違いがありますが、出身地や住まいの話は、誰でも持っているので、共通点を探りやすいためです。
深い内容の話をして、もっとコミュニケーションを取りたいと思った場合は、まずは自分の情報を積極的に開示してから質問をするとよいでしょう。
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以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
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