「アメとムチは適度に使い分けることで効果を発揮する」
「叱ってばかりではいけない。しかし、だからといって褒めてばかりでもいけない。」
こんな名言を聞いた経験は、おそらくほとんどの人が体験済みだと思います。
世界中の人間だれもが聞いたことのある、知名度の高い言葉なので、
「飴と鞭は使いよう」ということわざが、
コミュニケーションにおいてどれほど重要なのかがよく分かります。
しかし、いくら大切だという事が分かっても、
具体的にどのように使えばよいのか?
頻度や順番など、詳しい使い方はほとんどの人が知らないというのが現状です。
そこで、今回は知名度は高いのに使い方を誰も知らない、
そんな「アメとムチ」の使用方法についての詳細を説明していきたいと思います。
もくじ
叱ると褒めるの優先順位 飴を先に与えるのか?それとも鞭を先に叩くのか?
どちらでも良さそうな気がするのですが、
「アメとムチ」を使う時は、使用する際の順番が結構重要な要素になってきます。
結論から言いますと、先に叱って、後で褒める方が効果的なのですが、
具体例を出して分かりやすく解説したいと思います。
「褒める」→「叱る」の順番で使用した会話例
「あなたの丁寧な仕事ぶりはとても評価しています。
しかし、作業スピードが遅いのが残念な所です。」
先に褒めて、後から叱った場合、
嬉しかった気持ちが一転して、ズーンと落ち込んでしまう印象を受けます。
始めは確かにウキウキするほどの高揚感があったはずなのですが、
後で叱る内容によっては、その高揚感を一気にマイナス思考へと引っ張ってしまうのです。
「叱る」→「褒める」の順番で使用した会話例
「作業スピードが遅いのは残念な所です。
しかし、あなたの丁寧な仕事ぶりはとても評価しています。」
先に悪い点を指摘した後に、良い部分を褒めると、
はじめの暗いイメージが一転して、今度は明るい印象を受けるようになります。
このように、会話では言葉の最後にフォローを入れることによって、
会話全体の雰囲気をプラス思考へと持っていくことができるのです。
飴と鞭の使い方一つで、印象は全く違うものになる
具体的な会話例を見ることでお分かりいただけたかと思いますが、
飴と鞭は、先にムチで叩いて叱責してから、アメを与えて安心させた方が効果的です。
なぜなら、会話は最初の最後の言葉次第で
受ける印象が大きく変わってしまうからです。
叱る部分と褒める部分が複数ある場合の対処方法
ちなみに、叱るべき点と褒めるべき箇所が一つずつだと
上記の具体例を駆使することで解決できますが、
言うべきことが複数個ある場合も多いと思います。
そんな時は、交互にアメとムチを使い分けるようにするか、
最初に不満な点を述べた後、最後に評価できる点を言ってあげるようにしてみましょう。
相手を委縮させるような怒鳴り声を上げて、延々としかりつけることは
お世辞にも良い教育方針とは言えません。
怒られた人は、自分の自信を無くし、仕事や学業に消極的になる可能性も出てきます。
一番理想的なのは、叱るべきことを褒め言葉の中に入れて、
さりげなく注意できる雰囲気を作る方法です。
その時々の状況にもよると思いますが、
アメとムチは使いようによって頼りがいのある大きな武器になりますので、
上手く使いこなせるように試行錯誤を重ね、スキルを磨いていきましょう。
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