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前回は、会話のキャッチボールをする時に、

相づちとちょっとした工夫をするだけで簡単に会話が続くコツについて解説しました。

(関連記事:会話のキャッチボールのコツ リアクションのバリエーションを増やす

 

 

相づちプラスアルファで疑問形や話のキーワードを使う方法は

会話が苦手で嫌いという人でも簡単に行える会話術ですし、

会話を続けるという目的のためにはとても効果的です。

 

 

しかし、あえて言葉を使わず、相づちを打つ時の頷き加減を利用するだけで、

より話を真剣に聞いている事を暗に伝える会話術もあります。

 

 

この方法は、楽しいウキウキした雰囲気での会話や

集団で集まってワイワイ騒ぐ時以外の静かなシチュエーションで

特に大きな効果を発揮する、大人のためのリアクション・テクニックです。

 

 

ほとんど無言の状態でも会話を続けてもらえる方法とは!?「うなづきの深さ・速さを変化させる」

 

 

「うんうん、それで?次は??」

「はいはい。なるほどなるほど。なるほどそうなんだね。」

 

 

このように、やや早足で反応するリアクションが決して悪いわけではありません。

テンポの速い会話や、テンションの高い雰囲気での話ですと、

やや駆け足のうなづき・相づちの方が上手く会話のキャッチボールができるはずです。

 

 

しかし、何も早くていろんなバリエーションに富んだリアクションを繰り出すことが

すべてのリアクション方法というわけではありません。

 

 

ときには無言で、真剣な眼差しで話をひたすら聞き続けることも

またリアクション・テクニックの1つなのです。

 

 

真剣な話 大事な話をしている時の頷き方

 

 

たとえば、会話の相手が深い悩み事や、心配事を話し始めたとします。

その時、聞き手はというと、

たまに「うん。」「そうなんだ。」と口を出すだけで、

それ以外は無言・無表情の状態で、会話に合わせてずっと頷くだけでした。

 

 

そして、相手が自分の気持ちを暴露した時は、

深く、同時にゆっくりと3,4回うなづくリアクションを見せて、

「それは大変だったね。」

と、また静かに言葉を交わしました。

 

 

会話のキャッチボールは、ジェスチャー・ボディランゲージのみでもできる

 

 

上記の会話で悩みを打ち明けた人物は、

静かに話を聞いてくれた無口な人に感謝し、

その場を満足げに去りました。

 

 

 

「なぜ、無口で無表情だったのに、話し相手は満足したのか?」

その答えは、言葉を交わさなくても、ジェスチャー・ボディランゲージのみで

相手と会話のキャッチボールができていたからです。

 

 

聞き手の人は、言葉はほとんど出しませんでしたが、

話し手の言葉に合わせて終始いろんな速さのうなづき、

様々な角度の相づち加減を続けていました。

 

 

そして、会話の大事な局面では

深く頷くことで、自分の話を真剣に聞いている事を

話し相手にアピールすることに成功していたのです。

 

 

 

「会話上達のためには、会話テクニックを磨かなければならない!」

という考えはとても良いと思います。

しかし、会話はただ単におしゃべりするテクニックのみではないということを

心の片隅に置いてほしいと思います。

 

 

そして、機会があれば、必要最小限の言葉のみで

身振り手振りを最大限利用した、格好いいコミュニケーション方法も

たまには試してみましょう。

きっと、これまでの会話に対する見方が変わると思いますよ。

 

学校でも友達作れず、会社員時代も上司や部下と上手くいかなかった管理人が誰とでも仲良く話せるようになり、人生が思い通りに行くようになった秘訣とは?

 

以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。

その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。

 

しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。

その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、

「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。

   

実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。

そして、「会話術を学ぶことで誰でも自分の人生を好転させることができる」という真実を、産まれて初めて思い知ることになったのです。

 

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