よく、会話は言葉のキャッチボールと比喩されることがあります。
言葉をしっかりと受け止めて、こちら側からも言葉と言う名のボールを投げて
はじめて成立するのが会話だからです。
そこで、会話のキャッチボールを簡単に行える方法、
会話をテンポよく続ける時に効果的な方法の一つに、
「相づち」を小刻みよく打つというリアクション法があります。
もくじ
相づちがある時と無いときの比較 会話のモチベーションがウンと変わる
誰から話しかけてきてくれるのに、
私達がウンともスンとも言わず、頷いたりして反応することもなければ、
話し相手はどう思うでしょうか?
きっと、自分の話を聞く気は全くないのだと悟り、
自ら話す事を止めて、どこかへ行ってしまうはずです。
次に、途中まで話を聞いていても、
途中から全く相づちをしなくなった場合はどうでしょうか?
話し相手は自分の話を聞いてくれないことに嫌気がさし、
どんどん不機嫌になっていくはずです。
「うんうん」と、少しでも反応して言葉を返すか、
それとも、そのちょっとしたリアクションすら取らないのか、
たったこれだけの違いですが、
このように人間はこの些細な点から状況を判断し、
会話を続けるかどうかを見極めているのです。
普段は全く気にもしないでしょうが、
改めて考えてみると、相づちを含めた「リアクション・しぐさ」という行為が
いかに対人関係・対人スキルにおいて重要なポジションを担っているのかが
良くわかるかと思います。
会話のキャッチボールができない人、
言葉を上手く受け止めて、返せないという悩みを持つ人は、
「リアクション・しぐさ」の重要性を理解していない人が多いです。
相づちプラスアルファのリアクションで、会話のバリエーションを増やす方法
相づちの効果性や使い方については、「聞き方のコツ」でもお話してきましたが、
今回はさらに、簡単に言葉のキャッチボールをするための
会話のバリエーションを増やすテクニックについてお伝えしたいと思います。
相づちプラス「話のキーワード」で、簡単に会話のキャッチボールができる会話術
友人「昨日、ニューオープンの喫茶店に行ってみたんだけどね。」
あなた「へえー。新しくできたお店ですか。」
友人「そこの素材にこだわったパンケーキがすごくおいしくてびっくりだったよ。」
あなた「ほおー。素材にこだわってるんだ。体に良さそうでいいよね、そういうの。」
上記の会話例のように、話し相手がしゃべっている言葉を借りて、
少し自分らしい言葉に変えるだけでも、自然な形で言葉のキャッチボールができます。
会話に苦手意識があるという人でも、
簡単に実践出来る会話テクニックです。
「聞き方のコツ」で紹介している会話のコツと併用しながら、
会話を続けても大丈夫だという事を相手に知らせてあげましょう。
相づちプラス「疑問形」で、話に興味を持っていることを伝える会話術
友人「昨日、ニューオープンの喫茶店に行ってみたんだけどね。」
あなた「へえー。新しいお店ですか。どんなお店?」
友人「○○っていう表参道にあるカフェなんだけど、
そこの素材にこだわったパンケーキがすごくおいしくてびっくりだったよ。」
あなた「ほおー。素材にこだわってるんだ。パンケーキの種類とかいっぱいあるの?」
このような、適度な相槌プラス「話のキーワード」に加えて、
さらに「疑問形」を駆使した会話術を使うことで、
会話をきちんと聞いている事と、話に興味を持って聞いている事を
同時に伝える効果が期待できます。
話し相手も、自分の話に興味を持ってくれていることに嬉しくなり、
さらに楽しくおしゃべりを加速させてくれるはずですよ。
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以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
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「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。
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