人を上手く喜ばせて会話を盛り上げるためには、
話し相手の過去と現在の変化を引き合いにして褒めるのも効果的です。
もくじ
過去と現在を利用した話題例
女性が話し相手の場合
「前と比べて少し痩せたよね。」
「昔は小さかったけど、今は見違えるくらいキレイになったね。」
男性が話し相手の場合
「最近引き締まってカッコ良くなったんじゃない?」
「前よりも今の方がずっと男らしくなったね。」
部下・後輩が話し相手の場合
「入社したばかりの時は全然できなかったのに、今はもうお手のものだね。」
「前は注意してみてやらないとって感じだったけれど、今はもう一人で大丈夫だな。」
このように、現在と過去の変化に注目した会話は
相手にも興味を持ってもらいやすく、会話が盛り上がりやすいです。
しかし、ここで一つの疑問が思い浮かびます。
それは、どうして人間は過去と現在の話に興味を持ってしまうのか?という謎です。
人間が、自分の過去と現在の違いに興味を持つ理由とは?
人は、自分の事を他人から注目してもらう事が大好きな生き物です。
自分の事に興味がない人間など、この世に一人もいません。
人は、常日頃から他人の事よりも自分の事について一番多く考えているのです。
先ほどの会話例では、自分の過去と現在の話に焦点があてられていましたが、
これは「自分の」過去と現在の姿に注目されていることと同じ事になります。
つまり、過去と現在の変化に注目するという事は、
話し相手自身の事に注目していることになるため、
相手も思わず食いついてくる、というわけなのです。
この原理を利用したのが過去と現在を比べる会話です。
相手の過去と現在の話をする中で、さらにホメ言葉を言ってあげることで、
相手も上機嫌になり、なおかつ会話を盛り上げる事も可能なのです。
人間は、「自分が成長している」ことを実感するのが好きな生き物
それともう一つ、人が今と昔の会話に興味を持つ理由があります。
それは、人間は「自分が成長している」事を実感することが好きだからです。
心理学的には、「自己実現の欲求」というものに当たりますが、
人間には、自分が目標を達成したり、
新たに出来る事が増えたりすることを望むという本能があります。
つまり、人をホメる事、
さらには現在と過去を比較して具体的に優れている点を説明することは
人間の脳に直接刺激させ、半ば強制的に喜ばせるという効果があるのです。
人と仲良くなるためには、必ずしもホメ言葉は必要ではありません。
しかし、人と喜ばせるためには、ホメ言葉ほど便利な道具はありませんし、
褒める話術を応用することで、人間関係をさらに円滑に運ぶことができるようになります。
なぜならば、褒めるという行為は
人間の本能に直接語り掛け、否応なしに上機嫌にさせるという
絶大な効果があるからです。
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その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。
その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、
「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。
実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。
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