思考回路・モノのとらえ方と言うのは三者三様・十人十色です。
あなたにとっては、いくら嬉しい褒め言葉だったとしても、
ある人にとっては全く異なる受け止め方をして、
不快な思いをする人もいるのです。
なぜ、同じ会話をしても自分とその他の人間で反応が違うのか
という疑問については、
「相手との溝を埋めるコツ 相手と自分は違うということを知る」
などでも説明してきました。
そこで今回は、相手に誤解され、意思のすれ違いが生じたときは、
一体どうすれば良いのか?
その具体的な解決策についてお話ししたいと思います。
もくじ
会話ですれ違いが生じたときの解決策 褒め言葉が誤解されたときはすぐに行動せよ
他人を褒め称えるつもりで言葉をかけたつもりが、
上手く相手に通じずに、ギクシャクした雰囲気で会話が終了してしまった場合、
すぐに誤解を解くために行動する必要があります。
というのも、人間関係の問題というものは、はじめは些細で小さな誤解でも、
時間が経つに連れてどんどん溝が深くなり、
最終的には大きな衝突を招くケースが多くみられるからです。
褒め言葉を誤解された場合の会話例
例えば、あなたの同僚や部下に対して
次のような言葉を投げかけたとします。
「お前ってやつは、本当に口の上手いやつだなあ。」
「あなたは世渡り上手だから、どこへ行っても上手く立ち回れるんだろうな。」
こちら側の意思としては、
どんな環境でも順応できる、臨機応変で器用な人間だという事を
評価するつもりで話しかけています。
もちろん、こちら側の意図を素直に読み取り、感謝する人もいるでしょう。
しかし、こちら側の思惑とは裏腹に、話しかけられた部下や同僚の性格や、
その時の状況によっては、次のように思ってしまう可能性もあります。
「口が上手いって、それは俺が口先だけのヤツってことを言いたいのか?」
「世渡り上手って言われても、なんだかズル賢いというか、
怠惰なイメージしか感じないんだけど。今までそういう目で私を見ていたの?」
このように、マイナスな捉え方をしてしまう可能性は結構あります。
投げかけた言葉が本当は良い意味で使われる言葉であったとしても、
これまで生きてきた人生の中で見てきた漫画やテレビ・ドラマ・映画など、
そしてこれまで接してきた大人や友人がマイナス言葉として
使っている状況を見た経験が多いと、
ホメられた本人のほとんどがマイナスのイメージに判断されたと誤解してしまうのです。
よく誤解されやすい人がいるように、
誤解されやすい・誤解を招きやすい言葉というものもあります。
しかし、いくら誤解を招く言葉を避けようとしても、誤解される時はされてしまいます。
こればかりは、生きてきた環境で違いが生じ、
その人その人で感じ方が全く違う反応を示すことになるため、
どうしても避けられない場面に遭遇することがあるのが現状です。
誤解の解き方・対応法 誤解はすぐに解くことが重要
問題が大きくなってしまう前にも、
誤解が生じたと感じた場合は、すぐさま誤解を解くように行動しなければなりません。
「誤解を解くためにはどうすれば良いのか?」
予想外の出来事の対応に慣れていない人は、
頭の中であたふた考えて、結局何も行動しない場合がありますが、
問題を放置することは、人間関係の問題では絶対にやってはならない事の1つです。
人間はどうしても、何か問題が起きた時に
一番良い方法は何かと考えて込んでしまいがちですが、
誤解が生じた場合は「詳細を具体的に説明する」ことが一番良い解決方法です。
「詳細を具体的に説明する」とは、
「私はこの事をこうだと言いたかったの。」
「○○だと言ったのは、本当は□□だと思っていたから言ったんだよ。」
と、会話中の意図・心情を含めて全て言葉に表して答えることです。
会話の詳細を具体的に説明すれば、
相手もあなたの言いたかった会話内容の真意を理解することができるでしょう。
また、自分の言葉が原因で誤解を生じさせた場合は、
詳細を説明する前に、
「ごめん、本当は○○だったんだよ。」
「すみません。本当はそういうつもりじゃなかったんですけれど・・・」
と、謝罪の言葉を入れておきましょう。
相手が不機嫌になっていたとしても、
まずはこちら側が謝って、下手に出ることで、
話を聞こうとしてくれる可能性も高くなります。
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以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
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