人は、自分と似ている人を好きになる傾向があります。
自分と同じような性格と価値観を持ち、趣味や仕事の話で共通点が多ければ、
それだけお互いの事を分かり合うことができますし、
友人として仲良くなることも難しいことではありません。
そのため、人はどこかで他人との共通点を探そうとします。
それは、意識的に会話・言葉を通じて共通点を探す方法もありますが、
体の動き方やしぐさなど、無意識的な反応からも同じ匂いを探そうとする習性もあるのです。
もくじ
「あ、この人とは馬が合いそうだな。」「気が合う人だな。」人と仲良くなる方法・テクニックとは?
会話・言葉で「馬が合いそうだな」「気が合いそうだな。」
と思わせる方法については、「聞き方のコツ」コーナーや
「人に好かれる会話のコツ」コーナーなどでもご紹介してきました。
今回お話しようと思っている方法は、しぐさや言動など、
人間の無意識的な部分にフォーカスしたテクニックです。
無意識的に同じ匂いを感じる人だと思わせるには、
他人がとった仕草と同じようなリアクション・行動を取る方法があります。
この方法を、心理学の世界では「ペーシング」と呼びます。
上手なペーシングのコツ 相手の波長と合わせるテクニック
ペーシングの基本は姿勢を真似る事
ペーシングを分かりやすく具体例で説明すると、
「相手が髪の毛を右手で触ったら、自分も髪の毛を右手で触る。」
「相手が前かがみの姿勢になったら、自分も前屈みの姿勢になる。」
「リラックスした座り方をしていたら、自分もリラックスした座り方をする。」
「相手がコップに入っている水を飲んだら、自分も飲む。」
というように、相手が現在やっている座り方や立ちポーズなどの姿勢から、
手足の動き・行動をマネすることを言います。
相手と同じ行動を取ることで、相手に親近感を持ってもらえ
人間同士の信頼関係を結びやすくする効果があるほか、
相手の感情・思っていることが分かりやすくなるという効果も得られます。
ペーシングの応用法と注意点 適度に真似するのがコツ
ただ、いくらペーシングに効果があるからと言って、
相手に対して足を組むなど、場合によっては失礼な行為をしてしまわないように
注意しなければなりません。
また、あまりに話し相手と同じ行動を取っていると、
相手も「真似されているな」と気づくはずですので、やりすぎも禁物です。
そこで、相手に悟られないようにペーシングを行うコツとして、
「ミラーリング」というテクニックがあります。
ミラーリングとは、
例えば相手が右手でコップを取ったら、自分は左手で持つというように、
鏡のように左右対称の動きで相手の行動・仕草をペーシングするという応用法です。
また、露骨に真似しているのがばれないように
相手の動きと全く同じタイミング・スピードでペーシングするのではなくて、
少し遅らせたり、リアクションのスピードを速めたりといった方法で
臨機応変に対処するのも良い方法です。
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以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。
その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。
しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。
その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、
「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。
実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。
そして、「会話術を学ぶことで誰でも自分の人生を好転させることができる」という真実を、産まれて初めて思い知ることになったのです。
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