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「今日さー、あと少しだけ寝ようと思ったら遅刻しちゃってさー」

「それわかるー!私もこの前同じ事しちゃった。」

 

「テストに出たこの問題、めんどくさいから後回しにしたら解くの忘れてた。」

「分かるわかる。俺も同じ事やって、気付いたころには時間が終了してたよ。」

 

 

上のように、最近の日常会話では「分かる」という言葉が頻繁に使われます。

 

 

「分かる」という言葉は、

「相手の気持ちが分かる」と言う意味を持つ「同情」言葉になるのですが、

誰でも意味を知っていて、かつ手軽に使えるので、

会話が円滑に進んでいるように見せかけるためには、非常に便利な言葉です。

 

 

 

 

しかし、話を聞いて同情するときの注意点では

相手に「同情」するという行為は、非常に高度なテクニックだということを説明しました。

「分かる」という同情言葉も、その例外ではありません。

 

 

みんなが安易に使用しているからと言って、

「自分も便利だし使おう!」と誤った認識で使用するのは危険なことなのです。

 

 

「『分かる』って言ってるけど、分かってないな。」と思われないために注意すること

 

 

相手の体験談に対して「分かる」という言葉を使うためには、

相手の体験と同じような経験をしていて、かつ相手の心情に

自分も合わせている必要があります。

 

 

本当なら、「分かる」は相手のバックボーンを考慮して使っていきたい言葉

 

 

このページの始めに出した2つの例では、

 

「それわかるー!私もこの前同じ事しちゃった。」

「分かるわかる。俺も同じ事やって、気付いたころには時間が終了してたよ。」

 

と、どちらも同じ経験をしたという点を言葉で表していますので

とりあえず「同情」できていないことはないかな?という感じにはなります。

 

 

こちらから見れば、絶対問題なさそうな発言に見えますが、

相手から見ると、「同情しているニュアンスで話しているのかな?」

という、まだまだ疑問形の域を超えていないぐらいの認識です。

 

 

ここからさらに、相手の気持ちとシンクロした、完璧な「同情」になるためには、

相手のバックボーンと自分のバックボーンが相似していなければなりません。

 

 

 

 

寝坊した例で言えば、

「それわかるー!私もこの前同じ事しちゃった。」の後に、

「ご飯ゆっくり食べてたら遅れたんだよねー。」と答えてしまうのは避けたいところです。

 

 

なぜなら、相手は「もう少し寝たくて寝てしまった」から遅刻したのであって、

「ご飯が食べるのが遅くて遅れた」わけではないからです。

 

 

しかし、もし相手も「ご飯が食べるのが遅くて遅れた」経験があるならば、

同じような人もいるんだなあと安心して、同情してくれた人に感謝するかもしれません。

 

 

しかし、事前に「相手が遅刻する原因全て」を把握する事など不可能に近いです。

こういった不確定要素が多いために、「同情」することは非常に難しいテクニックだと

言われているのです。

 

 

 

あまり親しい間柄でなくとも「共感」はできます。

ですが、お互いを良く知る親友と呼ぶほどの仲でないと、

相手の心に寄り添って、満足のいく「同情」をすることは、なかなかできないことなのです。

 

 

「分かる」から自分の自慢話に突入したら最悪なことにもなり得る

 

 

また、「分かる!俺も同じ経験をしたんだけど、俺なんか・・・」

という風に、相手に同情するかと思いきや、

自分の体験談を延々と話しだす人がいます。

 

 

「分かる」を使う人はたくさんいるので、

ここぞとばかりに自分のすごい話を披露しようとするタイプの人間もいるわけですが、

自分のすごい体験談は、行き過ぎると相手にとって不快な「自慢話」になってしまいます。

 

 

 

「俺なんかね。もっとすごいことになったんだよ。」

「私がやったときは、何倍も大きな事態になっちゃって・・・」

 

 

こんな展開の話がずっと続けば、相手は

「自分の話、全然聞いてくれないな・・・」

「お前の自慢話はもういいよ・・・」

とあきれてしまいます。

 

 

そんなことにならないためにも、「分かる」軽々しく言わないように、

そして、もし言った時は、自分の自慢話になりすぎないようにしましょう。

 

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