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発表会や集会の挨拶などで、人前に出なければいけないとき、

緊張して頭が真っ白になってしまうという人は意外といます。

 

 

心配になる方もいらっしゃいますので

一応、この場で申し上げますと、

学校でコミュニケーション関係の教科や

スピーチのクラスが存在しない日本では、

自分の頭と心をコントロールして

相手に伝えたい事を伝える技術をマスターしている人の方が稀です。

 

 

ですから、まずあなたが「こんなに緊張するのは私だけだ!」

と悲観的になる必要はありません。

(関連記事「意外とみんな会話が苦手

心理学的にもコミュニケーション最大の技術と言われるテクニックとは?」)

 

 

話を元に戻します。

大勢の前で喋ることが苦手だという人がよく聞く対応策で、

 

「人が座っている位置より若干上の方を見て話す。」

「他人とは目を合わせず、向かい側に飾ってある時計や看板など、

注目できる場所を見続ける。」

「目の前の聴衆を、人間ではなく、犬か猫だと思いこむ。」

 

というような克服法があります。

しかし、これらの方法が本当に良いのかどうかを深く考えた時、

あまり良くない手法なのではないかと思われます。

 

 

「目の前の人間全員を犬か猫だと思え!」「人を見ずに、見える景色に視点を集中させろ!」人間から目を背ける方法が間違っている理由

 

 

確かに、これらの方法は理にはかなっていますので、

内気で恥ずかしがり屋な人達には、多少なりとも効果が期待できます。

しかし、上記の方法はどれも目の前に入る人達を無視する、

人間から視線を反らすという、その場限りの応急的な方法になりますので、

「そんなことどうしてもできない。思いこめない。」

という悩みを持つ人もいると思います。

 

 

また、上記の方法を実践しても

決して自分の上がり症が治ったわけではないので、

自分の苦手分野を克服するための、根本的な改善策とは言えません。

 

 

プレッシャー・緊張感を抑え、乗り越える本当の方法

 

 

他人から目を背ける手法に頼っていては、

自分のニガテを克服できることは今後一生期待できないでしょう。

そこで、聴衆からの視線のプレッシャー・緊張感を抑えるためには

あえて目の前にいるギャラリーを自分から見ていく方法がおすすめです。

 

 

ここでのコツは、

「うわー、こんなにたくさんいるよ~。大丈夫かな~?」

と、弱腰になるのではなく、

「私からあなたたちを見てやる!全部見えるぞ!見ているぞ!!」

と、強気かつ積極的に大勢の人間たちを一人一人見ていくよう意識してください。

 

 

 

そもそも、人前に出ると緊張してしまう理由は

周囲の人間からの熱い視線からくる圧力・威圧感が原因になっています。

ここで気持ちが負けていては、相手からの圧力に自分が簡単に屈してしまうのです。

 

 

しかし、逆にこちらから自信を持って

一人一人観察するくらいの余裕を持っていると、

視線の圧力に自分の精神が負けてしまうことはありません。

 

 

「ん?あの人、シャツがずれているな?」

「あ、課長だ。今日来てくれていたんだ。嬉しいな。」

「あの人達ボーっとしてるな。大事な事を言う時は、

あの人達に目線を合わせて大きな声で伝えてあげよう。」

 

 

このように、自分の注意力を自分の精神状態から

自分の話を聞いてくれている不特定多数の人達の状況へ移動させていくと、

いつのまにか緊張感はほぐれ、

「多対一」の状態から「一対一」の感覚に変わってきます。

 

 

自分を見てくれている人全員に向かって

プレゼンテーションの内容を伝えることができれば、

あなたのプレゼンは大成功です。

 

学校でも友達作れず、会社員時代も上司や部下と上手くいかなかった管理人が誰とでも仲良く話せるようになり、人生が思い通りに行くようになった秘訣とは?

 

以前、私は人とまともにしゃべることすらできないコミュ障でした。

その上、一時期は人と話すことはおろか、ヒトの気配を感じただけで怖くなり、涙目になって逃げだしてしまうようなレベルの対人恐怖症でもありました。

 

しかし、どうにか自分の人生を変えたいと思い、他人と向き合うことに挑戦を続けていました。

その結果、対人恐怖症は改善し、また良い会話教材に出会い、正しい会話のコツについて学んだことで、

「誰とでも仲良くなれる」「仕事もケタ違いに上手くいく」ということを自ら経験しました。

   

実際に体験して分かったのですが、コミュ力は、才能ではなく鍛えられます。

そして、「会話術を学ぶことで誰でも自分の人生を好転させることができる」という真実を、産まれて初めて思い知ることになったのです。

 

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